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英検準1級の対策と学習計画の立て方【2026年版】

英検準1級の対策と学習計画の立て方【2026年版】|英検準1級 対策 語学系資格

この記事のポイント

  • 英検準1級の合格基準スコアは一次1,792点(2,250点満点)・二次512点(750点満点)で固定。合格率は英検協会から現在非公表
  • 語彙・ライティング・二次面接は短期間でスコアを伸ばしやすく、リスニング・リーディングは早めに着手するほど有利
  • 残り期間を逆算した学習スケジュールと、週ごとの進捗確認が合格への最短ルート

Jumpstart English(2026年9月)によると、英検準1級の合格率は現在、英検協会から公表されていません。合格基準スコアは一次1,792点・二次512点と固定されているものの、どれくらいの割合が合格しているのかを公式数値で確認する手段がない状態です。それでも毎年多くの高校生・大学生・社会人がこの試験に挑み、対策の立て方が結果を左右します。

この記事では、英検準1級の対策を「何から始めればよいか」という視点で整理し、試験の構成・分野別の学習法・学習計画の立て方まで順を追って解説します。

英検準1級とはどんな試験か?

英検準1級は、公益財団法人日本英語検定協会が実施し、文部科学省が後援する英語検定です。「大学中級程度」と位置づけられ、CEFRではB2に相当します。2級(高校卒業程度・B1相当)の一段上にあたり、アカデミックな英文を辞書なしで読み書きできる力が求められます。

なお、2026年度より1〜3級の受験には顔写真付き身分証明書の原本提示が必須となりました(新ルール)。受験当日の持ち物として、学生証・運転免許証・パスポートなど顔写真入りの公的証明書を必ず用意してください。詳細は英検公式サイトでご確認ください。

英単語を書いたカード
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試験の構成と出題形式

英検準1級の試験は一次試験と二次試験の2段階構成です。英検公式サイトおよびJumpstart English(2026年)によると、各試験の内容は以下のとおりです。

区分 内容 時間
筆記1 短文の語句空所補充(18問) 90分
筆記2 長文の語句空所補充(6問)
筆記3 長文の内容一致選択(7問)
筆記4 英文要約(60〜70語)
筆記5 英作文・意見論述(120〜150語)
リスニング1 会話の内容一致選択(12問) 約30分
リスニング2 文の内容一致選択(12問)
リスニング3 Real-Life形式(5問)
二次試験 面接(ナレーション+質疑応答) 約8分

2024年度からライティングに英文要約問題(筆記4)が加わり、2025年度からは要約の語数指定(60〜70語)が問題冊子上で明確化されました(英検公式サイト)。古い参考書を使う場合は、この変更点を公式サイトで確認してから対策を始めてください。

合格基準スコアと合格率について

合格基準スコアはCSE(英検独自のスケール)で固定されており、試験回によって変わりません。Jumpstart English(2026年)によると、一次試験は2,250点満点中1,792点、二次試験は750点満点中512点が合格ラインです。

合格率については、英検協会は現在公表していません。ネット上でよく見かける「16%前後」という数値は2015年度の参考値とされており(Jumpstart English、2026年9月)、現在の合格率として扱うことはできない点に注意が必要です。学習計画を立てる際は、合格率の数値よりも「自分があと何点必要か」をCSEスコアで把握するほうが実用的です。

英検準1級の合格に必要な語彙力はどれくらい?

英検準1級の対策で最初の壁になるのが語彙です。2級との差がとりわけ大きく、ここを早めに着手するかどうかで、その後の学習効率が変わります。

準1級で必要になる語彙の量と種類

英語学習研究者のNation & Waring(1997)は、論文『How Large a Vocabulary Is Needed for Reading and Listening?』の中で、英語テキストの95%を理解するには約5,000語族、98%の理解には約8,000語族が必要と示しています。

英検準1級では旺文社・各学習メディアによる推定値として約7,500語の語彙が求められており、2級の推定3,800〜5,100語(同じく旺文社・学習メディアによる推定値)と比べると、新たに覚える語数は相当な量になります。

出題される語彙は学術的・抽象的なものが多く、環境・政治・医療・テクノロジーといった分野の専門語が頻出します。「persecution(迫害)」「shudder(身震いする)」のような日常会話では使わない語も登場するため、単語集での体系的な学習が欠かせません。

語彙学習に使える教材の選び方

語彙学習の教材選びで迷ったときは、「英検準1級の出題傾向に沿っているか」「音声が付いているか」の2点を確認するのが出発点になります。

  • 旺文社『英検準1級 でる順パス単』:英検の出題傾向を分析した頻出語を収録。音声アプリ対応で、通勤・通学中にも活用しやすい教材です
  • Anki(間隔反復アプリ):Kornell & Bjork(2008)は、間隔をあけた反復学習(スペーシング)が集中学習より長期記憶の定着に優れると実験で示しています。単語カードをデジタル化して活用するAnkiは、この知見に基づいた学習ツールです
  • 多読教材(グレイデッド・リーダー等):Nation(2001)は意図的学習と多読の組み合わせが語彙習得に効果的と述べており、単語帳と並行して取り組む価値があります

目安として1日50〜100語のペースで進め、最低3周の復習を組み込むのが現実的なペース配分です。覚えた語は文脈の中で確認することで、語彙問題だけでなく長文読解にも生きてきます。

少しずつずらして積んだ三色の木のブロック
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一次試験の分野別対策

一次試験は語彙・リーディング・リスニング・ライティングの4領域から構成されます。それぞれで伸びる速度が異なるため、残り期間に応じた優先順位のつけ方が合否を左右します。

リーディング:長文読解と語彙問題の攻略

語彙問題(筆記1・18問)は「覚えた分だけ点になる」セクションです。単語集の頻出上位語を優先して覚えることで、学習時間あたりのリターンが高くなります。まず過去問で現状の正答率を確認し、どの分野の語彙が弱いかを把握してから教材を選ぶと無駄がありません。

長文読解(筆記2・3)では、パラグラフの構造をつかむ読み方が求められます。各段落の冒頭文にトピックセンテンスが置かれることが多く、そこを押さえてから選択肢を検討する習慣をつけると正答率が安定します。

時間配分の目安として、語彙問題10分・空所補充15分・長文読解35分・ライティング30分という配分が参考として挙げられています(あくまで一例であり、個人ブログ・note講師情報による参考値です。公式の時間配分指定はありません)。

過去問は英検公式サイトで過去3回分が無料公開されています。まずここから始めると、出題傾向と自分の弱点を同時に把握できます。

電車でリスニングする若い人
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リスニング:問題形式ごとの練習法

リスニングは3つのパートに分かれており、パートごとに求められるスキルが異なります。形式を知ってから練習を始めると、同じ時間でも効果が変わります。

  • Part1(会話の内容一致・12問):日常的な会話から設問に答える形式。話者の意図や態度を読み取ることが求められます
  • Part2(文の内容一致・12問):講義・アナウンスなどの長めのモノローグ。選択肢を先読みして話題を予測してから音声を聞くと正答率が上がります
  • Part3(Real-Life形式・5問):実生活の場面(留守番電話・案内放送など)で必要な情報を聞き取る形式。情報の「どこ」を聞くかを問題文から先に把握するのがコツです

リスニング力は短期間では大きく伸びにくい技能です。だからこそ、毎日15〜20分の音声接触を早い段階から始めながら、問題形式の攻略で取れる問題を先に固めるのが現実的な進め方です。公式過去問の音源を繰り返し聞き、スクリプトで確認するサイクルを続けましょう。

ライティング:英作文の構成と採点基準

ライティングは「すぐに点が取れる」技能のひとつです。採点は「内容・構成・語彙・文法」の4観点で行われ、難しい単語を使うよりも構成の型を守ることが得点につながります。

意見論述(筆記5・120〜150語)では「意見→理由2点→まとめ」という構成を型として身につけると、英語力に関わらずスコアが安定します。理由には具体例を1つ添えると「内容」の観点で評価されやすくなります。

英文要約(筆記4・60〜70語)は2024年度から加わった問題形式です(英検公式サイト)。原文の主旨を自分の言葉で言い換える力が問われます。過去問で何度も練習し、「どこが主旨でどこが補足か」を見分ける訓練を重ねてください。

採点の「文法」は4観点のうちの1つであるため、構成・内容の得点で補いやすい反面、語数の大幅なオーバー・アンダーは減点対象になるため、語数カウントを習慣にしましょう。

面接室で三脚の椅子に向かい合う一脚
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二次試験(面接)の対策はどう進める?

一次試験を通過すると、約8分の面接試験(二次試験)があります。Jumpstart English(2026年)によると合格基準スコアは750点満点中512点です。形式を知って準備すれば、短期間でも対応力を上げられる試験です。

スピーキングテストの形式と評価ポイント

二次試験の流れは、カジュアルカンバセーション・4コマ漫画のナレーション・意見陳述・質疑応答(No.1〜No.4)の順に進みます。評価は「内容・語彙・文法・発音・態度」の観点で行われます。

面接官が評価するのは「完璧な英語」ではなく「コミュニケーションの意思」です。詰まっても言い直す姿勢、アイコンタクト、適切な声量が「態度」の評価に影響します。黙り込まずに何かを発し続けることが得点を守る基本です。

ナレーションでは「時制・接続詞・場面描写」の3要素を意識すると骨格が整います。「The man is looking at …」「Then, she decided to …」のような定型表現をあらかじめ準備しておくと、本番で言葉が出やすくなります。

黄色い鉛筆の横でマウスを操作する手
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意見を組み立てる練習の進め方

意見陳述(No.2〜No.4)では、社会問題・環境・テクノロジーなどのトピックについて自分の意見を英語で述べます。「賛成か反対か」を先に決め、理由を2点挙げる構成が基本です。

練習の進め方として効果的なのは、過去問のトピックリストを使って「1トピック・2分間で意見をまとめる」訓練を繰り返すことです。声に出す練習は、静かな環境では難しい面があります。発声できる場所(自宅・音読可能な学習スペースなど)を確保して練習しましょう。

注意:自習室での面接練習について

自習室は一般的に私語禁止のルールがあります。管理人が運営するアイデスク新宿自習室も室内は私語厳禁で、音読・発音練習・会話練習などには対応していません。面接の発声練習は自宅など声を出せる環境で行い、単語の暗記・英作文の練習・過去問を解く作業など声を出さない学習に自習室を活用するのが向いています。

草の斜面を上る三段の木の階段
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受験までの学習計画の立て方

英検準1級の合格に必要な学習時間の目安について、資格道場(2026年)は300〜500時間を目安として示しています(英検協会の公式標準学習時間ではなく、学習メディアによる参考値)。英検2級合格直後であれば下限の300時間に近くなる場合もあり、英語学習を再開したばかりの場合は500時間以上かかることもあります。

現在の英語力によって大きく異なるため、まず過去問を1回分解いて現状のCSEスコアを確認し、合格ラインまでの差分を把握することが計画の出発点です。

残り期間別のスケジュール例

試験日から逆算して学習計画を組む際の参考として、残り期間別の進め方を整理します。

残り期間 フェーズ 主な取り組み
3〜6か月 基礎固め 語彙・文法の体系的インプット、リスニングの毎日接触開始
2〜3か月 技能別対策 分野別問題集・ライティング型の習得・過去問演習開始
1〜2か月 実戦演習 本番形式の時間計測演習・弱点の集中補強
2〜4週間 仕上げ 二次試験の型の練習・語彙の最終確認・体調管理

Jumpstart English(2026年9月)によると、2026年度の第3回一次試験は2027年1月24日(日)で、申込期間は2026年10月30日〜12月14日です。検定料は従来型10,400円(税込)、英検S-CBTは10,500円(税込)です。なお、2026年度第1回から全級一律100円値下げされています。

日程・検定料は変更される場合があるため、受験前に英検公式サイトで最新情報を確認してください。

学習記録と進捗確認の方法

計画を立てただけで終わらせないために、週単位の進捗確認の仕組みを作ることが続けるコツです。

  • 週次の振り返り:毎週末に「何時間勉強したか」「どの分野を進めたか」を記録する。手帳・スプレッドシート・学習アプリのどれでも構いません
  • 月1回の模擬試験:過去問を本番と同じ時間配分で解き、CSEスコアの推移を追う。スコアが上がっている分野・横ばいの分野を可視化することで、次の1か月の優先順位が決まります
  • 分野ごとの正答率記録:語彙・読解・リスニング・ライティングそれぞれの正答率を記録し、弱点が浮かび上がったら翌週の学習に反映させます

学習記録は「できていないことを責める」ためではなく、「次に何をすべきかを決める」ための情報として使うのが長続きのポイントです。CSEスコアは技能ごとに数値が出るため、どこを伸ばせば合格ラインに届くかを客観的に把握できます。

集中して過去問や単語の暗記に取り組む時間を確保したい場合、静かな環境で取り組むと、雑音による中断が減り、同じ時間でこなせる問題数が増えます。管理人が運営するアイデスク新宿自習室(新宿西口駅徒歩3分・24時間営業)は、半個室ブース18席・私語厳禁のルールで、過去問演習や英作文の練習など声を出さない学習に向いた環境です。

よくある質問

Q. 英検準1級の合格率はどのくらいですか?

A. 英検協会は現在、準1級の合格率を公表していません(2026年9月時点)。ネット上でよく見られる「16%前後」は2015年度の参考値であり(Jumpstart English、2026年)、現在の合格率として使うことはできません。合格の目安は、CSEスコアで一次1,792点・二次512点という合格基準スコアを超えることです。

自分があと何点必要かをスコアで把握するほうが、対策の方向性を決めやすくなります。

Q. 英検準1級の勉強にはどのくらいの期間が必要ですか?

A. 資格道場(2026年)は300〜500時間程度を目安として示しています(英検協会の公式標準学習時間ではありません)。英検2級合格直後であれば下限の300時間に近くなる場合もありますが、英語学習を再開したばかりの場合は500時間以上かかることもあります。まず過去問を1回分解いて、合格ラインまでの差分を確認してから計画を組むのが現実的です。

Q. 英検準1級は年に何回受験できますか?

A. 従来型(本会場)は年3回です。Jumpstart English(2026年)によると2026年度の一次試験は5月31日・10月4日・2027年1月24日に実施されます。英検S-CBT方式を利用すれば、ほぼ毎週末受験できる回があり、日程の柔軟性が高くなります。

ただしS-CBTの実施会場・日程・申込方法は年度・地域により異なるため、英検公式サイトで確認してください。

Q. 語彙と文法、どちらを先に固めるべきですか?

A. 語彙を先に固めるほうが、その後の読解・リスニング・ライティング全体に効果が波及します。文法は2級合格レベルがあれば準1級の英作文でも大きな減点にはなりにくく、難しい構文より「構成の型を守ること」のほうが採点上の優先度が高いです。語彙に集中しながら、文法は過去問演習の中で補強するのが効率的な進め方です。

Q. 二次試験(面接)の準備はいつから始めるべきですか?

A. 一次試験の合格発表後から始めても間に合いますが、一次対策と並行して「ナレーションの型」と「意見の組み立て方」だけは早めに把握しておくと安心です。面接の形式・評価観点・よく出るトピックは公式サイトや過去問で確認できます。発声を伴う練習は自宅など声を出せる環境で行ってください。

まとめ

ここまで解説した対策をひと言で集約すると、語彙・ライティング・二次面接の「早く伸びる分野」を先行させながら、リスニングとリーディングを並行して積み上げる——この順序が合格への基本の流れです。合格ライン(Jumpstart English、2026年によると一次1,792点・二次512点)までの差分を過去問で把握してから、逆算して計画を組んでください。

学習計画は「作って終わり」にしない仕組みが必要です。週次の記録と月1回の模擬試験でCSEスコアの推移を追い、弱点が見えたら翌週の優先順位に反映させる——この小さなサイクルを試験日まで続けることが、合格への実質的なルートです。

2026年度の第3回申込は10月30日から始まります。まず過去問を1回分解くことが、具体的な一歩になります。

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。試験日程・検定料・合格基準スコアは変更される場合があります。最新情報は英検公式サイトでご確認ください。
最終更新: 2026年10月29日

参考サイト

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